先日、橋本市立あやの台小学校の1年生のみなさんと、アサガオの花を使った「色水遊び」をしました。
きっかけは、9月に行われた橋本工場での即売会。そこでのご縁から、近くの小学校からお声がけいただき、今回の授業につながりました。
待っていてくれたのは、小学校1年生の元気な子どもたち。
初めから「おはようございまーす!」と元気に挨拶してくれる子、恥ずかしそうにモジモジしている子、「何するの??」と興味津々な子など、個性豊かでかわいい子どもたちと先生方が、温かく迎えてくださいました。
これまでイベントなどで何度か開催したことのある「色水遊び」ですが、小学校の授業で実施するのは、実は今回が初めて。
とーっても緊張していたのですが、そんなかわいい子どもたちの笑顔で緊張もすっかりほぐれ、元気いっぱいの子どもたちに癒やされる、とても楽しい時間となりました。
◎ 色水を作りました
まずは、大きな容器に水を汲み、あらかじめ先生方が摘んでくださっていた、しぼみかかったアサガオの花をみんなで揉みました。
すると、花からどんどん色が出てきて、きれいな紫色の色水がたくさん完成しました。

◎ 色水遊びスタート!
私たちは、日々工場で洗濯用やお掃除用などの洗浄剤や石鹸などを手作りしている会社です。
今回の色水遊びで使うセスキ炭酸ソーダやクエン酸も、もちろん工場にたくさんあります。
ということで、今日はその原料であるセスキ炭酸ソーダとクエン酸を持ってきました。
ただ、子どもたちにはまだ少し難しい名前なので、今回は
「魔法の粉を持ってきたよ~!」
と紹介しました。
そして、
「この粉を入れると、みんなで作った色水の色が変わるよー! 見ててねー!」
と説明。
さて、どんな色に変わるのでしょうか?
・セスキ炭酸ソーダを入れてみた!
子どもたちに、
「何色になると思う??」
と尋ねると、ほとんどの子どもたちが、
「青!」
と答えてくれました。
それもそのはず。
セスキ炭酸ソーダを入れている粉の容器のラベルが青色だったので、その色を見て「青!」と答えてくれたようです。

なるほど、よく見ていますね(笑)。
そして、いよいよ粉(セスキ炭酸ソーダ)を投入!
すると……
紫色だった色水が、一瞬にしてきれいな青色に!
「うわぁ~!」
「スゲー!」
と、子どもたちの目がキラキラ✨
一瞬にして子どもたちの心をつかんじゃいました。
・クエン酸を入れてみた!
「じゃあ、次はこっちの粉を入れてみるね! 何色になるかな?」
ちなみに、クエン酸の容器のラベルは黄色。
なので、こちらもほとんどの子どもたちが、
「黄色ー!」
と答えてくれました。
ほかにも、
「白!」
「緑!」
「ピンク!」
など、いろいろな声が飛び交います。
そこで、
「ラベルの色と同じになるとは限らないよー。ひっかけかもしれないよー。大丈夫?? 入れるよー!」
と、ちょっと引っ張ってから、いざ投入!
すると……
紫色だった色水が、今度は瞬く間にきれいなピンク色に!
「黄色!」という声が多かった中、「ピンク!」と答えた子は大喜び。
見事、正解です!
・混ぜるとどうなる??
もう、早く自分たちで遊びたくてウズウズし始めた子どもたち。
でも、もう少しだけ我慢してもらいます。
「じゃあ、青になった色水に、ピンク色にした粉を入れるとどうなるでしょう?」
すると、
「ピンク!」
「白!」
など、いろいろな声が飛び交います。
さっそくクエン酸を入れてみると……
ピンク色に変化しながら、シュワシュワ~!
まるで炭酸ジュースのようです。
そして、その逆。
ピンク色の色水にセスキ炭酸ソーダを入れてみても、同じようにシュワシュワと反応しました。
「スゲーッ!」
「ぶどうジュースみたい!」
「シュワシュワしてるー!」
子どもたちの好奇心は、もうマックスです。
もう我慢できない様子(笑)。
「俺もやりたい!」
「私も!」
「早くー!!」
ということで、いよいよ班に分かれて、色水遊びのスタートです!
◎ 自分たちで色水遊び!
それぞれ小さなコップを使って、思い思いに色水を作っていきます。
「この色とこの色を混ぜたらどうなる?」
「もっと青にしたい!」
「ピンクになった!」
子どもたちは、いろいろ試しながら色の変化を楽しんでいました。
私たちが用意した「魔法の粉」をきっかけに、子どもたちが自分で考え、「やってみたい!」と夢中になってくれたことが、とても嬉しかったです。
子どもたちの好奇心に満ちたキラキラした表情に終始癒やされ、素敵な時間はあっという間に過ぎていきました。

◎ 「なんで色が変わるの?」は、もう少し大きくなってから
そして、いよいよお別れの時間。
先生から、
「もう少し大きくなったら、今度はなんで色が変わるのかを勉強したいと思います」
という、次につながるお話がありました。
それがとても印象に残っています。
すると、
「いつ??」
「2年生になったらできる??」
という、かわいい声が。
先生が、
「そうだなぁ……5年生くらいかなー?」
と答えると、
「え? まだまだやん……!」
と、ちょっとがっかりした表情に(笑)。
「なんで色が変わるの?」を知るのは、もう少し先のお楽しみです。
◎ アサガオ以外でもできる?
今回の色水遊びで色が変化したのは、アサガオに含まれている「アントシアニン」という色素の性質によるものです。
アントシアニンは、酸性・アルカリ性など、周りの環境によって色が変化する性質があります。
今回の色水では、
- アサガオの色水 → 紫色
- セスキ炭酸ソーダ(アルカリ性)を加える → 青色
- クエン酸(酸性)を加える → ピンク色
というように、色の変化を楽しむことができました。
アサガオ以外にも、紫キャベツ、紫芋、紫玉ねぎ、ブルーベリーなど、アントシアニンを含む植物などで同じような色の変化を楽しむことができます。
また、クエン酸は、お酢やレモン果汁など、身近な酸性のものでも代用できます。
「アサガオ、もう片付けちゃったよ……」
という方も大丈夫。
身近な植物や食材を使って、ぜひ色の変化を楽しんでみてくださいね!
※色水遊びに使う材料は、口に入れないように注意してください。
◎ そして翌日、子どもたちから素敵なお手紙が届きました!
なんと!次の日、学校から子どもたちが書いてくれたお礼のお手紙が届きました(先生がわざわざ会社まで届けてくださいました)。

一枚一枚のお手紙には、
「ありがとうございました」
というお礼と一緒に、
・粉を入れたらピンクと青に変わったのでびっくりしました。
・粉を入れたら泡が溢れてきたのがビックリしました。
・また家でもしてみたいです。
・家族に見せてあげたいです。
・また色々なことを教えてください。
など、子どもたちが感じたことや、楽しかったことが一生懸命書かれていました。
中には、字を書くことにまだ慣れていない1年生らしい、かわいらしい文字のお手紙も。
一文字一文字、一生懸命書いてくれたんだなと思うと、こちらまで嬉しい気持ちになりました。
「また家でもやってみたい」「家族に見せてあげたい」という言葉から、学校での体験が、子どもたちの中で「もっとやってみたい」という気持ちにつながったことが伝わってきます。
私たちにとっても、とても嬉しい贈り物になりました。
◎「どうして?」から始まる小さな科学体験
今回の色水遊びでは、紫色の色水が青やピンクに変わったり、シュワシュワと泡が出てきたり。
子どもたちは、目の前で起こる変化を楽しみながら、
「どうして?」
「次はどうなる?」
と、たくさんの疑問を持ってくれました。
私たちが作っている洗浄剤も、身近な暮らしの中にある「なぜ?」から、いろいろなことを知ることができます。
今回の体験が、子どもたちにとって身近なものに興味を持つきっかけになってくれたら嬉しいです。
そして、いつか大きくなったときに、
「そういえば1年生のとき、アサガオの色が変わる実験をしたな」
と思い出してもらえたら、嬉しいな。
素敵なお手紙を届けてくれたあやの台小学校1年生のみなさん、先生方、こちらこそ、楽しい時間をありがとうございました!
また一緒に、いろいろな「なぜ?」を見つけられたら嬉しいです。