過炭酸ナトリウムだけで衣類を洗う「過炭酸ナトリウム洗濯」。情報サイト石鹸百科で広く「イイよ!」とお勧めしだしたのは2011年頃からです。
当時はセスキプラスがまだ出来ていなかったんですね。洗濯機で洗うなら、石鹸洗濯かセスキ炭酸ソーダでの3時間浸け置き洗濯かの二択状態。
そこに、お湯が要るとは言え、溶かし込み等不要で「洗い」は20分でOKという選択肢ができたことは画期的でした。
記事発表に先立って、何名かのお客様に試して頂きました。その際のご意見が面白く、また現在でも非常に役立つ内容を含むためこちらでご紹介しますね。
【2021/06/18追記】過炭酸ナトリウム洗濯はパリッとした洗い上がりになります。柔らかく仕上げたいときは石けん洗濯用の仕上げ剤などをご利用下さい。
→「過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)」の商品ページはこちら。
こんなところが気に入っています
石鹸が使いづらい地域でもOK
水の硬度が高く(166位の時もある)そのせいで石けん洗濯がかなり苦しく、かといってセスキでは弱い時もある。だからこれは救いの神でした。子供と私は合気道をやっていまして、その道着の生地が厚い部分、汚れが落ちているかどうか心配でした。今までは炭酸塩洗濯で漂白を別立てでしていたのが、持ち帰ったらすぐに漂白剤洗濯でOKですごく楽!
忙しいときに助かります
実家の父が入院したときに過炭酸洗濯が大活躍。二家族分の洗濯物+病院からのタオルやパジャマを5kg洗い二槽式洗濯機でこなしました。溶かし込み不要&すすぎ簡単。時間がないのに洗濯物は多い状況では最強です。
急に出かけなくてはいけないけれど洗濯もしていきたい、という時など、本当に助かりますね。
介護の現場で働いているので、いつも大量の洗濯物を取り扱います。浸けおきなし、12分洗い、1回すすぎの設定でピッとスイッチオン。おしっこまみれのパジャマも、ウンチがついた下着をさっと下洗いしただけのものも、どこにウンチがついていたか分からないほどきれいに。混合栓から37~38度の温水を使っています。
子供がオネショした朝に大助かり。朝、そのまま汚れたシーツやパジャマ、パンツ、その他の汚れ物を過炭酸ソーダと一緒に洗濯機に放り込み、後は洗濯機にお任せ!すすぎも1回で済むので、朝ごはんを食べ終えた頃にはお洗濯も終わってます。温水で洗った仕上がりはすっきりさっぱり。出勤前にサッと干せば、帰宅後には乾いているので、予備のシーツを出す面倒もありません!
日曜日の夜になってから出された子供の給食着。バケツに温水と過炭酸ソーダで1時間漬け置き後、洗濯機で脱水→バケツに温水を入れすすぎ→洗濯機で脱水アイロンがけ後、室内干し。無事、月曜の朝持って行けました。
とにかく簡単
二槽式だと長く回しているより、きちんと洗濯物が洗濯液につかっていれば10分程度フタをして放置しておいても効果があるなと感じます。つけ置きと言うほど時間が取られないし、石けんよりも電気代がかからない!
石鹸洗濯に慣れてきてはいても、毎日の洗濯ではもう少し簡単な方法がいいなあ…というときにぴったり。平日は過炭酸ソーダ中心で、休日や時間のある時・酷い汚れの洗濯物には石けんと使い分けしていきたいです。
セスキや炭酸塩では時間が短くて使えなかった、洗濯機の「20分浸けおきコース」が大活躍。夕方「あー、雑菌が繁殖している」という臭いが出ていたタオルもすっきり洗えました。
40度前後のお湯でセスキ代りに一晩漬け置き~タイマー翌朝仕上げ。主人の黄ばむシャツも、縫い目部分が分厚くてニオイが残りやすかったガーゼのパジャマも難が消え、洗濯槽も快適無臭状態が続いています。
石鹸洗濯だとあまり詰め込めないのですが、過炭酸ソーダだと大丈夫。「9kgの洗濯機に9kgの洗濯ものを突っ込んで、文句あるか」(笑)と「詰め込み洗濯」の毎日。物理的よりも化学的な力が主なので全く問題なく仕上がっています。
タオル(生成の白系)と綿の白モノには便利でした。色落ちの心配がない・より白くなっちゃってもokなものなので20分前後(テキトーに)漬け込んで、洗い1・濯ぎ1で大丈夫でした。濯ぎまで給湯器のお湯を使ったと思います。なかなかスッキリ仕上がり、石鹸カスが出ないのでお手軽。こりゃあ楽だわ、ヤッホー!くらいに思いましたね。
家族が石鹸やアルカリ剤に慣れてなかったり、普段洗濯をしていなかったりすると、洗濯を頼みたくても説明が面倒。でも、過炭酸ソーダならお風呂の残り湯を使ってスイッチポンでOKなので頼む方も頼まれる方も楽ちん。少しくらい時間や温度がいい加減でも何とかなります。具合の悪い時や出産前後の手伝いをお願いするときなど他の人に洗濯を頼むときにはこれがイチオシですね。
洗い上がりがきれい!
よそのお宅で洗濯をした時。普段合成洗剤で洗っている洗濯物も過炭酸で1回洗うと一皮むけたように。かなり詰め込んで雑に洗ったのですが、それでもはっきりと、洗い上がりの手触りや色合いが違いました。
白Tシャツの脇の下の汗じみ。石鹸、炭酸塩ではあまりきれいにならなかったのに過炭酸洗濯をしばらく続けたら、少しずつ白くなって、最後にはほとんど目立たなくなってました。
一番助かってるのは、バスタオルやシーツ。タオルでも顔を拭くタオルは真っ白! トイレの手拭きはイマイチでした。体臭や脂に効くのですよね。
園芸をする友人にこの洗濯法を勧めました。作業着のズボンが草の汁で草木染めのようになり、その汚れはもう諦めていたそうです。お宅に伺ったら玄関をあけるなり「見てください、まるで新品のようになりました」と2本の作業ズボンを見せてくれました。「まいりましたか?」と聞きましたら「脱帽です。目からうろこです」と感激されていました。
気になるところに過炭酸ソーダ直接塗り込み大作戦をお試し中です。これめっちゃおすすめ! 臭かったり、黄色かったり、着ているとニオイが復活するモノに振りかけてごしごし…なぜか温かくなります?? つぶつぶ感がなくなったらそのまま一晩放置。そのままお好みの洗濯方法で洗濯。もうまっしろ!!
おむつのうんち汚れはまったく問題なく落ちます。おむつ、肌着はニオイも残らず風合いも変わらず綺麗に洗えますね。うちは2度すすぎしていますが寒い時期はアトピーらしきものがでていた、肌の弱い娘にもなんの問題もでていません。おむつのつけ置きも、一日漬けておくとセスキじゃ大変なニオイになるのですが過炭酸ソーダではかなりマシに(決してニオわないとは言えませんが)。
保育園の制服の洗濯に使っています。丸1日経っていた鼻血汚れも食べこぼし汚れも取れました。どんなに上手にアワアワ洗濯しても必ず白い筋が残ってしまっていたパート先の制服の黒い綿パンも過炭酸洗濯で解決。
洗濯以外にも…
いろんなものの殺菌漂白や、排水口の掃除や食器洗い機用洗剤としても使っています。何種類もの洗剤をストックする面倒くささからも解放されました。
ちょっと気をつけたいこと
つけ込みに際して、やはりセスキより気を付けないと駄目みたい。うっかり、娘の高級子供服のTシャツをつけ込んでしまい(白Tだったので油断しました)、胸にプリントされた銀色のさくらんぼマークにムラが出来ました(涙)。
モノによってはボタンが激しく劣化します。アルカリに弱いのかな。まあ貝ボタンは元々酸に弱いですし、仕方ないですね。素材によっては要注意、はなんでも当たり前ですし。
洗濯槽の掃除をきちんとしてから始めないと、カビがわんさか出てきて困ったことになりそう。
肌着の首周りの、年季の入ったミルクの黄色いシミは落ちません。これはやはり高温つけ置きか煮洗いが必要ですね。
麻の色物は色落ちしやすいです。夏用のリネン混の黒いパンツを洗ったら、1回の洗濯で全体的に色あせたように(泣)あと、布ナプをセスキつけ置きにしたあとに過炭酸で洗ってみたところ、布ナプキンのニットの部分がみごとにまだら模様に色が抜けました。いずれも過炭酸つけ込みはせず、ただ、お風呂の残り湯で洗っただけです。ナチュラル系の素材は要注意かなあ…と思いましたです。
※ユーザーの方々のコメント中にある「セスキ」は、「セスキ炭酸ソーダ」の通称です。いただいたお声をそのままお伝えするため、あえてそのまま掲載しています。