おしゃれ着洗いにはどの洗剤がお勧めですか?
お客様から上記のようなご質問を頂いた時は以下4種類をご案内しています。
3.セスキプラス
4.液体石鹸
他の石鹸やアルカリ剤でも洗える場合は多いのですが、まずは一番無難なところということで上記をご紹介する訳です。
それぞれの洗剤の特徴は次の通りです。
■柔らかく仕上がる:ナチュウォッシュ・リキッド
◆特徴
皮膚刺激性が低く、生分解性の高い合成界面活性剤を必要最小限使用。
⇒ 商品の取り扱い基準
液体なので溶け残りの心配が無い。
有機酸の働きにより柔軟剤なしでも柔らかく仕上がる。
特に汚れがきつい所は、液体石鹸等で下洗いをしておく。
濯ぎは1回からOK。念を入れたい場合は2回に。
洗浄力は「ナチュウォッシュ(粉末)」より弱い。(厳密に比較した場合)
■洗浄力と使い易さのバランス:ナチュウォッシュ(粉末)
◆特徴
※※※2024年6月 成分リニューアル※※※
助剤の合成界面活性剤「ヤシ脂肪酸アミドプロピルベタイン液」を見直し、食品添加物グレードの「ベタイン」に変更。界面活性剤不使用となりました。洗浄力もアップしています。
⇒「ナチュウォッシュ」リニューアルのお知らせ
粉末なので溶かしてから洗う必要がある。ただ、溶け易いのでそれほど手間はかからない。
一回使用量当たりの価格はナチュウォッシュ・リキッドよりも安い。
特に汚れがきつい所は、液体石鹸等で下洗いをしておく。
濯ぎは1回からOK。念を入れたい場合は2回に。
洗浄力はナチュウォッシュ・リキッドより強い。(厳密に比較した場合)
洗濯機の「手洗いモード」等を使用するときは、洗濯物を入れる前に粉末を入れて溶けた事を確認する。衣類に直接粉が掛かると脱色や溶け残りなどの可能性がある。
以下の様な製品にはナチュウォッシュ・リキッドがお勧め。ナチュウォッシュ(粉末)には極少量の過炭酸ナトリウムが配合されている。過炭酸ナトリウムは金属成分と反応する可能性があるため。
- 草木染め製品(媒染薬品として金属を使うため)
- 金属の飾りが付いた衣類
- プリントなどに金属が含まれている(ラメなど)
■界面活性剤不使用で穏やかな洗浄力:セスキプラス
◆特徴
界面活性剤は一切不使用。アルカリと4種類の洗浄用酵素で汚れを落とす。
洗浄力は比較する4種類の洗剤の中では最も穏やか。
特に汚れがきつい所は、液体石鹸等で下洗いをしておく。
濯ぎは1回からOK。念を入れたい場合は2回に。
比較する4種類の洗剤の中で、1回当たりの価格が最も安い。
ナチュウォッシュ(粉末)よりも更に水に溶け易い。
ナチュウォッシュ(粉末)と同様、ごく少量の過炭酸ナトリウムが配合されている為、草木染め製品、金属の飾りやプリントが付いた製品には使わないのが無難。
■洗浄力で選ぶなら:液体石鹸
◆特徴
石鹸は界面活性剤のため、比較する4種類中で洗浄力が最も高い。
水温20~30℃程度でしっかり泡立つ量を使うこと。少なすぎると洗浄力が無くなり、石鹸カスによる問題が起きる。
濯ぎは間に軽い脱水を挟んで2回以上行う必要がある。
できれば小さじ1程度の「セスキ炭酸ソーダ」を加えると洗浄力が安定する。