こんにちは。ライターKです。毎日暑いですね。
冷えたおいしいジュースを一杯どうぞ!
……ではなく。
これ、全部アサガオで作った色水なんですよ。
「科学も化学も苦手で…」と、つぶやいているKに、店長がにこやかに
「じゃあ、簡単で楽しくて、酸とアルカリについてよくわかる色水実験、アサガオでしてみましょうか?」
アサガオで色水…そういえば昔、やった記憶が。
なんだか面白そう。ということで、さっそく実験スタートです。
実験
用意するもの
- アサガオの花 しぼみかかったものでOK、5~6個
- コップ(透明のものがおススメ)
- キッチンペーパー(なければさらし布かザル等)
- クエン酸(なければレモンやお酢、ワインビネガー等)
- セスキ炭酸ソーダ(炭酸ソーダや過炭酸ナトリウムでも可)
- ボールなどの容器(水+手が入るサイズなら何でもOK)
手順
1.容器に水を入れ、そこにアサガオの花をつけて、手でよくもみます
ほら、少しずつ色が出てきました。ちょっと紫がかった色ですね。
2.色が出たら、搾りかすが入らないように、キッチンペーパーなどで漉しながら、色水をコップに入れます
3.まずはアサガオの色水に、クエン酸をスプーン1杯入れます。
するとほら!粉末が入ったところからピンク色に変わっていきます。
クエン酸をさらに足すと、全体が鮮やかなピンク色になります。
「酸性になると、ピンク色、赤色になるんですね」
そういえば、昔、リトマス試験紙でもやりました。青色の紙が赤になるのは酸性とか…。
4.次は、もとの色水に、セスキ炭酸ソーダを入れてみます。すると、今度は鮮やかな青い色に。
これが、アルカリ性ってことですね?
「はい、色水が、セスキ炭酸ソーダでアルカリ性に」
青というより、エメラルドグリーンに近いでしょうか。
5.さらに、今度はエメラルドグリーンの色水(アルカリ性)に、クエン酸を投入。
するとほら!シュワシュワと泡が出て…今度はまた紫がかった色(中性)に。
「セスキ炭酸ソーダはアルカリ性、クエン酸は酸性だから、反応してシュワシュワするんですよ」
ちなみにシュワシュワの正体は炭酸ガス、なんだそうです。
子どもなら、手品みたいで大喜びしそうですね。
「色水の色を変えるのは、アサガオにある「アントシアニン」という色素です。
アントシアニンは、まわりが酸性に傾くと赤色に、アルカリ性に傾くと青色に発色します。そして中性では紫色になるんです」
アサガオを使った色水実験、小さな子どもでも、もちろん大人でも楽しめますし、小学生なら夏休みの自由研究にもなりそうですね。
夏の一日、童心にかえってやってみるのもおススメです。