身近な洗剤や化粧品、医薬品、食品など色んな所で目にする「界面活性剤」。石けんもその界面活性剤の一種です。
界面活性剤とは?
界面活性剤とは、水と油のように本来混ざらないものをなじませる性質をもつ物質のことです。
水と油の“境目(界面)”の性質を変えて、油を水の中に分散(=なじませる)させることができます。
その結果、油汚れや皮脂などを水で洗い流せるようにするのが、洗浄における界面活性剤の働きです。
当ブログで「アルカリ洗濯では汚れ落ちがイマイチな場合や、汗をたくさんかいたり、皮脂汚れの多い洗濯物は石鹸がいいよ!」と紹介する理由はここにあります。
石鹸の見分け方って?
家庭用品品質表示法では、主成分が脂肪酸ナトリウム・カリウム(脂肪酸塩)のものを「石けん類」、それ以外の界面活性剤を主成分とするものを「合成洗剤類」と区別しています。以下に消費者庁HPのリンクをご案内しておきますね。
【消費者庁(家庭用品品質表示法)】洗濯用又は台所用の石けん・合成洗剤
私の使っているシャンプーや台所用洗剤ってどっち??
今使っているものがどちらなのか、気になりますよね。
そんな時は、パッケージに記載されている「成分表示」や「品名」を確認してみましょう。成分のところに「脂肪酸ナトリウム」「脂肪酸カリウム」「石けん素地」「カリ石けん素地」などといった記載があればそれは石鹸です。
また、お買い物するときにも確認するクセを付けておくといいですよ。商品を直接手に取って確認できないECサイトやカタログ注文などでお買い物するときは、商品ページ内に記載されている成分をチェックしてみましょう。